今回は、朝霧にあるガレージのようなつくりの倉庫の、壁面の暑さ・寒さ対策工事をご紹介します。
今回の倉庫は、施工前は壁面に断熱材が入っていない状態でした。
寒さへの対策をしながら、できるだけ費用も抑えたいというご希望に合わせて、壁面に断熱材を施工。
さらに仕上げには、塗装をしなくても木の表情を楽しめるOSB合板を採用しました。
今回は施工の流れとあわせて、OSB合板を選んだ理由や、ほかの板材との違いも分かりやすくご紹介します。
目次
1.施工前|断熱材の入っていない倉庫
2.断熱材を入れるための下地づくり
3.壁面に断熱材を施工
4.OSB合板を選んだ理由|見た目と材料の違いも比較
5.施工後|倉庫の雰囲気も大きく変わりました
6.予算と目的に合わせたリフォームを一緒に考えます
1.施工前|断熱材の入っていない倉庫
施工前の倉庫がこちらです。

金属の壁が室内側にそのまま見える、シンプルな倉庫でした。
今回は、この壁の内側に断熱材を施工していきます。
断熱材は、壁を通して伝わる外の冷たさや熱の影響をやわらげるため、冬場の寒さだけでなく、夏場に外壁から伝わってくる熱への対策にもつながります。
今回の工事では、倉庫の壁面を中心に暑さ・寒さ対策を行いました。
2.断熱材を入れるための下地づくり

まずは、既存の壁の内側に木材で下地を組んでいきます。
この下地の間に、断熱材を納めます。
完成すると見えなくなる部分ですが、断熱材を施工し、その上から壁を仕上げるための大切な工程です。
3.壁面に断熱材を施工
下地ができたら、施工前は金属の壁が見えていた場所に断熱材を入れていきます。


4.OSB合板を選んだ理由|見た目と材料の違いも比較
断熱材を施工した後は、その上から壁面を仕上げます。
今回採用したのはOSB合板です。

OSB合板は、細長い木片を重ねてつくられた板です。
木片の形がそのまま表面に見えるため、一枚の板そのものに個性的な模様があります。
今回、この材料に注目した理由のひとつが、
塗装をしなくても、OSB合板そのものの表情を仕上げとして生かせること。
一般的な木の板を貼ってから塗装する方法もありますが、今回はOSB合板の木の表情をそのまま生かしました。そして、塗装工程を省き、仕上げにかかる費用を抑えました。

それぞれ違う木の板の表情
| 素材 | 見た目 | 質感 | 向いている場所・特徴 |
|---|---|---|---|
| OSB合板 | 木片が重なった、個性的でラフな模様 | 木片の形や木の素材感が感じられる、ザラザラとした質感 | 倉庫・ガレージ・作業スペースなど、素材の表情をそのまま見せたい室内 |
| 針葉樹構造用合板 | 木目や節がはっきり見える、素朴な印象 | 木目や節のデコボコがあり、少しざらっとしている | 壁や床などの下地に多く使われる。木目や節を生かして見せることもできる |
| ラワン系合板 | 木目がおだやかで、比較的すっきり | 凹凸が少なく、さらっとした質感 | 棚や家具、壁などの下地など、幅広い用途に使われる |
| シナ合板 | 明るく、木目が控えめですっきり | きめ細かくなめらかな質感 | 家具・棚・見える内装など、きれいな仕上がりを重視する場所 |
※OSBは一般に「OSB合板」と呼ばれていますが、正確には一般的な合板とはつくり方が異なり、木片を重ねてつくられた木質パネルです。
※実際の手触りは、製品の表面仕上げや研磨の有無によって多少異なります。
※どれも木を使った材料です。
室内では幅広く使われていますが、雨が直接当たり続ける屋外では、使う場所に合った材料や仕上げを選ぶ必要があります。
どの材料が一番よいということではありません。
どこに使うのか
どんな見た目にしたいのか
どのくらい費用をかけるのか
によって、選ぶ材料は変わります。
今回の倉庫では、OSB合板の少しラフな木の表情が空間にも合い、塗装をしない仕上げ方を選べることも、費用を考えるうえでメリットとなりました。
5.施工後|倉庫の雰囲気も大きく変わりました
OSB合板を貼り進めた様子です。

金属の壁だった施工前と比べると、木の素材感が加わり、倉庫内の印象も大きく変わりました。

今回の施工は、
木下地
↓
断熱材
↓
OSB合板
という流れで行いました。
壁面の暑さ・寒さ対策をしながら、仕上げにはOSB合板そのものの表情を生かすことで、塗装にかかる工程と費用を抑えています。
6.予算と目的に合わせたリフォームを一緒に考えます
リフォームは、「全部きれいにする」「すべて新しくする」だけではありません。
建物の状態や使い方はもちろん、
「何が一番気になっているのか」
「どこまで工事をしたいのか」
「どのくらいの予算で考えているのか」
によって、選ぶ方法は変わります。

今回のように、必要な部分には断熱材を施工し、仕上げ材を工夫することで、費用とのバランスを考える方法もあります。
「倉庫やガレージの暑さ・寒さが気になる」
「物置や作業スペースをもう少し使いやすくしたい」
「全部をリフォームするほどではないけれど、気になるところがある」
そんな段階でも大丈夫です。
福富建設では、建物の状態や使い方、ご希望、ご予算を伺いながら、どんな工事が合うのかを一緒に考えていきます。
住まいはもちろん、倉庫・ガレージ・作業スペースなどのお困りごとも、お気軽にご相談ください。
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